287系「こうのとり」

浜坂駅1番線に停車していた鳥取行きのキハ121。21世紀生まれでオールボックスシートは珍しい。

地下道を抜けて2番線へ行きキハ47に乗車します。浜坂を14時20分に発車した後14時34分に餘部で途中下車します。後続の臨時快速が来るまで20分ほど餘部橋梁を眺めることにします。架け替えから1年経ちますが、橋を見に来た人間は私以外にも結構います。

ホームの裏側には旧線跡が。

ホームから集落までは険しい山道が。バリアフリーどころじゃないなこれ。時間がないので下まで降りるのは断念し、撮り鉄に有名なお立ち台までいってみることにします。

まだ旧橋梁が残っています。

新旧の橋を下から。

このアングルに見覚えのある人も多いのでは?

新橋梁の特徴のS字カーブ。トンネルからすぐ橋になるため線路の切り替えを1ヶ月かけて空中でやった名残。

餘部駅から14時53分発の臨時快速「山陰海岸ジオライナー」に乗車。キハ121を期待したのですがさっきと同じキハ47でした。この列車、快速とはいうものの臨時列車の悲しさで待ち合わせなどに時間がかかりスピードが普通列車と変わりません。優等列車じゃあるまいし運転停車9分もするならドア開けろよ。

15時47分に城崎温泉に到着。次の列車まで時間があるので外湯に入浴します。

「駅舎温泉さとの湯」に入浴。(マイクロバス邪魔)
あまり時間がないので駅前にあるのは便利です。

入浴した後、駅に戻りますが、なんと16時台にもかかわらず駅弁・そば屋は店じまい。これから夕食だというのに…
隣のキヨスクに駅弁の「但馬名物かにずし」が置いてあったので連続かにすしではあるが購入して改札を通る。

これが新型車両287系。サンダーバードとはライトや窓下の帯に違いあり。
初採用の583系ではさっぱり使われなかった貫通扉ですが、最近はJR北海道といい成田エクスプレスといいこのタイプ多いですね。

座席はキハ189系の色違い。

「こうのとり24号」は17時02分に城崎温泉を出発。困ったことにこの列車も「はまかぜ」同様車内販売も自動販売機もない。そのため発車直前になって念のためにとホームの自販機で水のペットを購入。私は弁当購入しているからいいけど、浜坂から180Dで乗り継ぐと接続が良すぎるため買い物できずに20時近くまで空腹を抱えることに。

連休初日に城崎から帰る人はいないと思って自由席にしたが、案の定車内はガラガラだった。これじゃ車販ないのは無理ないけど自販機設置してないのはどういうことだ?

それなりに整備された電化路線ということもあり、「こうのとり24号」は結構飛ばす。ただロングレールではないためガタンゴトン音がする。3月のダイヤ改正で「タンゴエクスプローラー」「タンゴディスカバリー」が廃止されてKTRの特急車はどうしているのかと思ったが、福知山で対面接続する「はしだて」に「ディスカバリー」車が使われていた。

福知山線に入ると暗くなった。途中行き違い列車が遅れたため運転停車で6分遅れる。しかし尼崎でマル(遅れゼロ=定刻の意)に。脱線事故後は回復運転はしないよう指導していると聞くが、よりにもよって福知山線でそこまで回復するとは。

全区間乗車にこだわる私のクセで終点の新大阪まで乗り通し19時53分に到着。大阪駅や新大阪駅を見ると「日常に戻った」気になる。

今回電車と気動車の2つの新型特急に乗り比べたが、座席や居住性に不満はないものの供食サービスのお粗末さには閉口した。せめて飲料の自販機ぐらいないのかと(183系にはあった)。せっかくの新型車両なのだからサービス面の再検討をすべきように思える。

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