キハ189系「はまかぜ」

去年乗ったときの旅行記

廃止直前の旧餘部鉄橋と引退が迫っていたキハ181系「はまかぜ」に乗ってからちょうど1年。今回は新しい橋に新しい車両でもう一度浜坂に行くことにした。ただし「こうのとり」の287系使用列車が限られている関係で去年とは逆ルートである。

南北の駅ビルをつなぐ大ドームが目立つ大阪駅。9時36分発の「はまかぜ1号」に乗るべく3番線に上がる。GWとはいえ始発なら座れるだろうと思い早めにホームでならぶ。

キハ189系「はまかぜ」が入線。ライトが埋め込み式であるものの、半世紀前の名車キハ82をベースにしたデザインになっていることがよくわかる。
キハ189系は新車というものの既にデビューから半年。前回の旅行時には完成していて試運転で旧餘部鉄橋を渡ったことも。

6両編成での運転が常態化しているのと、もともと兵庫県から乗り込む乗客が多いこともあって車内はガラガラである(指定席は埋まってるかもしれないが)。海側の席に座る。姫路で方向転換する関係で須磨海岸も日本海も同じ側である。

座席は標準的なリクライニングシートだが、キハ181系のものと比べるとかなり改良されている。なによりシートピッチが広いので足が疲れにくいのがいい。近年は環境対策なのか座席に硬い素材が多く新スカイライナーなどの評価が厳しいが、この座席にそのようなことはない。背面テーブルとは別に、向かい合わせ対策として肘掛に小テーブルがあるのがJR西日本特急車の特徴(サンダーバード初期型から見られた)。

大阪駅の弁当屋で何を買おうか迷ったのですが、九州新幹線全通記念の「みずほとさくら」が目についたので新幹線と関係ないのに購入。大阪のたこ焼きや鹿児島の黒豚など沿線の名物が詰まっています。食べている間に三ノ宮と神戸に停車。いつも思うのですが列車の性格上県庁に近い元町に停車すればいいのに…

姫路で方向転換のため5分停車。案内放送でホームでの買い物を促しており、ここで初めて列車に車内販売も自動販売機もないことに気付く。車内販売はサンダーバード級のドル箱列車じゃないと採算苦しいからしかたないけど、自販機もないというのは厳しい。最近は車内から自販機が無くなる傾向があるようだが、特急で喉の渇きも止められないというのはサービスとしてどうだろうか? JR初期は普通列車にも自販機積むケースあったのに。それ以前は特急なら最悪でも冷水器あったし。

去年同様、播但線でまた寝オチ。朦朧状態のまま山陰本線に入ります。神戸や姫路である程度の乗車があったのですが、それでもガラガラ。観光客中心なので指定席は埋まってるかもしれませんが未確認。

観光特急ゆえ車掌が気を利かせたのか車掌が新餘部橋梁のタイミングを教えてくれます。青函トンネルも手前にトンネル多くて身構えるの苦労するらしいし。防風壁でいい写真が撮れそうになかったので車内からの写真は断念。

13時14分に浜坂に到着。ちょうど車掌が降りるところです。

最近の車両はバリアフリーのため低床化する傾向がありますが、それでもステップなしだと段差大きいです。

前回と同じ米田茶店に立ち寄る。前回売り切れていた名物駅弁「かに寿し」が売っていたので即購入。駅の待合室で食べる。

前回は滞在時間が短くて見ていなかった駅前広場の足湯。

287系「こうのとり」に乗車

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