伊豆旅行
(1)伊豆箱根鉄道

展望を考慮した大胆なデザインで有名な伊豆急行の「リゾート21」、関西在住の私には縁が無かったのですがふと思い立って日帰りで乗りに行くことにしました。
時刻表や伊豆急ホームページで運用を調べた上で、時間に余裕があるので先に伊豆箱根鉄道に乗る予定を立てました。

日帰り旅行なので新幹線は必須。新大阪から乗りますが、乗換改札を通る前に在来線コンコースで駅弁を購入します。
新幹線改札内(車内販売含む)で売っているジェイアール東海パッセンジャーズの弁当より西日本フードサービスネットの売店「旅弁当」で売っている淡路屋の駅弁が好みなので。

三島で伊豆箱根鉄道に乗り換えるため、三島停車の「ひかり510号」(7時30分発)に乗車します。
始発駅では山側E席に楽に座れましたが名古屋までの各駅停車と浜松・静岡で自由席が満席に。
9時55分着の三島では乗降に時間がかかり発車が遅れたと思われます。
どうも休日は「のぞみ」の直通需要が減る反面、観光地に停車する「ひかり」の需要が増えるのでしょうか?

JRからの連絡通路を抜けて伊豆箱根鉄道の三島駅へ。
転換クロスシートの7000系を期待したのですが10時17分発の電車は3000系(113系タイプのボックス式セミクロス)でした。
但し3両編成の中間車だけが転換クロスシートになっているレア編成なので逆にツイていたのかも。


すれ違い列車が見える進行方向右側に座って景色を楽しみます。
すれ違う列車は7000系やオールロングの元西武車が完全にランダムで使われているようです。
ところでこの路線の車両、同じ3000系でも鋼製車体とステンレス車体で扉や窓の割付が異なり、
また7000系はレイアウトがJR東海311系そっくりで中間車だけ二扉(213系がモデルっぽい)。
要するに伊豆箱根鉄道駿豆線の車両は扉の位置がバラバラ。これじゃホームドアなんて無理だな。

終点の修善寺には10時53分に到着。ひなびた観光地といった趣の駅舎ですがリニューアル予定とのこと。
ここからバス路線も出ていますが時間が無いので駅前を散歩するだけ。

東京から乗り入れてきた「踊り子」号はリバイバルカラーでした。
かつては斬新に見えたこの塗装も今となってはクラシックに見えるから不思議なもの。
まあ湘南色や日光色ほどの痛さはないけど。

11時29分発の上り列車は3000系のノーマル車。内装や座席の形状が国鉄の113系みたいでどうもボロい印象を受ける。



すれ違う列車をのぞいたところステンレスの後期型もJR時代の製造なのに内装は昔のまま。観光地を走る列車としてはどうかと思う。
といっても伊豆箱根鉄道は沿線に住宅が住宅地で、休日昼間でも日常利用者が多く三島に近づくにつれかなり混んできた。
話には聞いていたが、地元密着で堅実な経営をしていることがよくわかる。

12時3分に三島に到着。JRへの接続が3分と危ういが、三島駅の構造を把握して先頭車の前寄りに乗っていたためなんとか間に合った。
後ろの車両に乗っていて改札の混雑に巻き込まれたら無理だっただろう。
12時6分発の熱海行き普通列車は313系2000番台。テツには評判の悪いJR東海静岡地区のロングシート車だが、熱海まで短時間なのであまり気にしない。

続く

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