伊豆旅行
(3)スーパービュー踊り子

さっきアルファで下田に着いた時に撮影した留置線の踊り子号。
こうしてみると、リニューアルされたスーパービュー踊り子って色合いこそ違え
8000系以上に100系のハワイアンブルーを連想させますね。

15時50分ごろ、「スーパービュー踊り子10号」池袋行きの改札が始まる。特急だけあって改札に面した1番線に入線している。
といっても改札の前が車止めなので2・3番線に行くのも苦労しないのだが。むしろ一番前まで10両分フルに歩かされるのが大変。

 先頭車両10号車の二階席を抜け、一ヶ月前の10時にゲットした最前列の特等席に座る。
「スーパービュー踊り子」は下りは先頭の展望車がグリーン車だが、上りは普通車が先頭になるため狙った甲斐があった。

 しかし側面も運転席上方も窓が大きく視界のよかった「リゾート21」と違い、「スーパービュー踊り子」は視界がイマイチである。
調べなかったが2列目だとほとんど見えないとか。「リゾート21」より後発なのにどうしてこうなった?

伊豆高原で検査中のリゾートドルフィン。
山側の窓配置は普通なのでつい100系かと思ってしまいました。

行きに見た景色を反対方向から眺めながら熱海に到着。ここからは東海道本線を高速で走行する。
すれ違う列車もE231系かE233系の二階建グリーン車組み込み15連の長編成ばかりで、沿線も建物が激増して首都圏に入ってきたと実感する。
小田原の手前ではクラシックカラーに戻された小田急LSEを追い抜く。
戸塚で横須賀線・湘南新宿ラインに転線するが、過密ダイヤのためかノロノロ運転になる。

 近年開業した武蔵小杉駅にも停車。南武線や東急に接続していて立地がよく、郊外居住者がかなり下車する。
品鶴貨物線から山手貨物線へのアプローチ部分の展望を楽しむといよいよ東京の中心部に。スピードが出ないせいか山手線が結構長く感じる。
新宿を過ぎ19時3分に終着の池袋に到着した。日の長い7月上旬なのでギリギリ暗くて展望がきかないということにはならなかった。
なおここまでの3時間前面展望にかじりついていたため列車の中はロクに見ておらず、車内販売もスルーしました。

 池袋でメトロ丸の内線に乗り換えて東京駅へ、Suicaが威力を発揮します。
ICカードの共通利用化が進んで久しいですが、日本のあらゆる交通事業者が自分の常連客が東京へ行ったときの便を考えてJR東日本と結びたがるためSuicaはあらゆる所で使えて便利すぎます。

 東京からは「ひかり早特きっぷ」でグリーン車に乗って帰ります。どうせ帰って寝るだけだしのぞみ普通車と450円違うだけというお得感につられました。
指定していた列車は20時03分発の「ひかり531号」です。車両はJR西日本の700系です。

 遅くなりましたが夕食を。丸の内線の駅からJR東京駅の地下にあるGranStaに入って
「銀の鈴幕の内弁当日本ばし銀幕」を買おうとしたのですがGranStaが改装されて「駅弁屋極」が無くなってました。
仕方なく5号売店(新幹線改札の前)で「こだわりのとんかつ弁当」を購入。
冷めてはいるが、それでもとんかつが柔らかく味も落ちておらず、さすが考えて作ってると感心する。

 

駅弁を食べた後は、グリーン車の端から毛布を出してリクライニングを倒します。
暗いながらさっき通ったばかりの武蔵小杉や熱海はわかったのですが、静岡を過ぎたあたりから新大阪直前まで眠ってしまいました。
帰宅後の寝不足を少しはカバーできた様子。

 というわけで慌しい日帰り旅行でしたが、長年気になっていた「リゾート21」に乗ることができて満足しました。それにしても就職してから日曜日新幹線が増えたな…

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