朝早くチェックアウト後新潟駅へ直行し、6時31分発の「MAXとき302号」で東京へ。
正月の早朝にMaxの16両編成は輸送力過剰で時間帯の良い高崎を過ぎてもガラガラだった。
元々空いてる列車のためかE4系では本来指定席の4,11号車も自由席になっており自由席特急券で2階のリクライニングシートに座れる。
駅弁屋が開店前だったので車内販売を期待していたらかごを抱えて歩いてきた。E4系ってワゴン使えたはずじゃ?
弁当はないか尋ねたら「SLばんえつ物語弁当」があったので購入。(SL列車内限定というわけでなく、新潟駅で普通に売っている)

炊き込みご飯に鮭や帆立、煮物など具もたっぷり。自分の舌が子供だからというのもあるが、「焼漬」「千両ちらし」と新潟駅弁を食べた中ではこれが一番気に入った。
パッケージが「新津発」となっているが、当初この列車が新津〜会津若松間の運行だった名残と、業者が新津にあるからそのプライドだろう。

後付けで駅を作ったので本線の防音壁が残っている本状早稲田駅。

東京には8時48分に到着。数年前から正月には関東の私鉄の乗り歩きをやっているのだが今年は関東鉄道に乗ろうと思い常磐線方面へ。
時間に余裕があるので流鉄に乗ろうと思うが接続駅は快速通過。常磐線の線路別複々線の不便さを思い知る。メトロ車の緩行に乗り換えて馬橋へ。

流鉄はターミナルが常磐線の複々線区間、乗り換え1回で都心まで行けるという好立地とは思えないほどローカル感あふれています。
ICカードどころか自動改札すらないって・・・ 定期券利用者が中心で、初乗りと全区間運賃が大差ないのでキセル対策の意味がないという事情もあるのでしょう。

特急以外の私鉄車両には詳しくないけど、西武の101系だったかなこれ?

かぶりつきでもわかるほど線路が歪んでるのでよく揺れます。とはいえ距離が短いので10分ちょっとで終点流山へ。

自動券売機は見たことのあるタッチパネル式なのでメーカーが量産品でしょう。それだけにカード口をふさいでいるのがよくわかります。
何が何でもカードに対応する気はないようで。

駅前広場に来て地図を見てびっくり。つくばエクスプレスの流山セントラルパークから1kmしか離れていないではありませんか。
東京駅から乗り継ぎに苦労するんだったらTXでこっちくればよかったと後悔。
なるほど、都会のド真ん中なのに乗客少ないわけだ。歩いて15分くらいなら都心に直行できるTXの方が早いし。

折り返して流鉄に乗り、今度は幸谷で下車。駅はJR武蔵野線高架の真下にあり、新松戸駅へもすぐです(常磐線ホームまでは少し距離あるけど)。

武蔵野線から常磐線への乗り換え需要大きいだろうに快速が停まらない新松戸駅。方向別複々線で快速線にホーム作る用地ないらしい。
柏で乗り換えようとしますがホーム違うのに快速と同時発着では乗り継げるはずがないorz
数の少ないE531系を逃したので柏駅ホームでしばらく待ちぼうけ。今どき珍しい189系(成田臨?)など珍しいものが見れて退屈しなかったけど。
上野東京ラインが開業したおかげでこんなところで「踊り子」が見られるように。

交直セクションを越えて佐貫駅へ。ここで関東鉄道竜ケ崎線に乗り換え。

JR駅出口からだと車両や改札がみえないからどこにあるかわからない。

竜ケ崎線の車両は、竜ケ崎方向の右側に運転台があるのが特徴。すべての駅のホームが同じ側にあるためワンマン運転時のドア扱いの便を考えての事。
非常用か転属を考えてか反対側にも一応ドアはあり、その辺は昔の和田岬線と違う。

町おこしか竜ケ崎コロッケが宣伝されていましたが、残念ながら駅前にコロッケ屋がみつからず折り返しの列車ですぐ戻りました。
常磐線で取手まで戻り、ここから関東鉄道の常総線に乗車。

関東鉄道は「電化したくてもできない通勤路線」というイメージがありましたが、いざ乗ってみるとただのローカル私鉄でした。
ラッシュ時でないとはいえ単行とは・・・ 
まあクロスシート車いれて客が増えるような環境でもないし、単線になる水海道以北も結構乗車率ありましたが。
宅地化の進む北関東の田園をコトコト走って下館へ。

下館では少数派形式E501系を撮影。
ここから真岡鉄道に乗って茂木に向かいます。

14時31分発の125列車は、在籍車両がほとんどロングシート車の中で2両しかないレアなセミクロスシート車でした。
が、この車両よく見るとクロスシートの上に網棚がないんですよね。混んでるときに問題にならないのでしょうか?
SLを模した駅舎で有名な真岡駅は途中駅なので見る暇がなく通り過ぎました。終点茂木には16時42分の到着。

駅前から16時ちょうどに出るバスに乗れば17時11分に宇都宮に着きます。これなら真岡鉄道折り返し・水戸線乗換えより早く関西に帰れます。
山の中を延々走って日が暮れた頃になって都会の宇都宮に到着。ここから17時20分発の「やまびこ216号」(E2系)に乗りますが
1月2日の夕方ともなると帰省先から東京に戻る人が多くて激混みでした。大宮で座れましたが。

東京からは18時40分発の「のぞみ251号」(新大阪行き)に乗るつもりで17番線に並んでいたのですが、同じホームの16番線に入ってきた50分発の「59号」がN700Aでした。
N700系は改造車(2000番台)ばかりでN700Aにはなかなか乗れないので10分遅らせてこっちに乗ります。

さて、この旅行で最後の駅弁は、NREが正月のみ限定販売する「福袋折詰」です。すでに何度か正月に東京に行って存在は知っていたので今年もあると思ってました。
(今はなき「あけぼの」のソロで食べたこともある) まあ中身はおせちなんですけどね。

車内でのんびりしていたらすぐ新大阪に到着。博多行き最終列車のせいか新大阪からのほうが乗ってきたような気がします。

こうして正月の慌しい旅も終わりましたが、最後に大阪駅で年末にデビューしたばかりの323系を見かけたので新快速の車内から撮影。

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