2012年正月 関東私鉄巡りの旅
〜その5〜

赤城駅駅は都心から直通列車で来たとは思えないほど静かな所でした。
改札の正面はご覧の通り公園になっていて、右手の出口が幹線道路、左手がバスロータリーに出ます。
初見だと混乱する構造だな…

赤城駅は上毛電気鉄道との共同使用駅になっていて、東武ホームと改札の間に上毛電鉄の踏切があります。
電車のすれ違いがあったので撮影しましたが、関東の私鉄に疎い私でも元京王井の頭線とわかる独特のデザインです。

12時08分発の「りょうもう24号」で館林まで戻り、普通列車に乗り換えて羽生で下車します。

羽生で秩父鉄道に乗り換えます。やってきたのは7000系(元東急8500系)でした。
車齢50年に達した1000系(元国鉄101系)を期待していたのですが。

東急時代のローレル賞プレートも残ってます。

すれ違いのときに撮影した1000系。

最初は郊外の雰囲気がありましたが、しだいに山深くなり14時48分に長瀞着。
私は日中にロングシート車に乗ったときは座らずにかぶりつく主義です。

13年ぶりにやってきた長瀞駅。かつてこの近くにあったSLホテルに泊まったことがあるのですが、現在はどうなってるのか見に行く時間がありません。
ここから15時00分発の池袋行きの西武直通列車に乗ります。

ボックスシート・トイレ付きの西武4000系。
大手私鉄で特急形でも通勤形でもないこのタイプは珍しく、他には東武の6050系くらい。
ロッドアローが秩父鉄道に乗り入れできないため、1日2往復ですが料金不要の手軽な行楽列車として活躍してます。

御花畑駅から連絡線を渡って西武秩父線に入線。西武最初の停車駅横瀬で種別が「快速急行」になります(といっても飯能までの山岳区間は各駅停車ですが)。
後部に三峰口発・西武秩父でスイッチバックした編成をつないで8連で池袋をめざします。

飯能を過ぎると都市近郊路線となって乗客も増え、ラッシュ時じゃないのに2扉クロスシートが混んできます。
複線の平坦線区なのでスピードも出るようになり、日没とほぼ同じ17時11分に池袋に到着します。

駆け足でしたが正月の関東私鉄巡りはこれで終わりです。
昔京王の新宿から八王子まで乗ったことがあり、これで関東大手私鉄の本線系統は東武東上線以外乗ったことになります。
これから新幹線で神戸に帰りますが、池袋からどうやって乗り換えましょうか?
最短ルートは山手線新宿経由で品川に行くことですが、自由席(正月の「のぞみ」は指定席と1000円も違う)のため始発の東京駅から乗りたい。
池袋→東京は地下鉄丸の内線が最短ですが、東京都区内から乗れるJR乗車券があるのにメトロの運賃がもったいない。ということで結局山手線上野経由で東京駅に。
山手線では6ドア車駆逐用の珍車サハE231-4600に乗車。製造時期の関係でE233系に似ているだけならわかりますが、
京浜東北線の先頭車とドア位置をそろえるため変則的なドア配置が特徴です。

東京駅に着いたら新幹線改札の向かい側にある東京5号売店に直行。
目玉商品の「極附弁当」(3800円)はさすがに売り切れていましたが、目的の「東京弁当」(1600円)はまだ残ってました。

東京18時ちょうど発の「のぞみ249号」はもう珍しくなくなったN700系。
まだ正月休みの真ん中なのでさほど混んでおらず自由席でも新横浜でちょうど満席になったレベル。
席を確保できたのでさっそく「東京弁当」を広げます。

掛け紙には戦前の東京駅のイラストが描かれています。
中身は東京の老舗で作られた一品料理の詰め合わせ。
料理は素人の私でも手間かかってそうだとわかる味付けです。

車窓が暗いので文庫本を読んで時間を潰し、20時36分に新大阪に着きました。ここから神戸・姫路方面への快速に乗って帰宅しました。

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