012年正月 関東私鉄巡りの旅
〜その2〜

JR上野駅から京成上野駅までは少し歩きます。接続は日暮里乗換えが推奨されているのですが、始発駅からスカイライナーに乗りたいので。

上野駅に停車中のスカイライナー。ブルーリボン賞受賞記念の装飾がされています。
ライバルの成田エクスプレスも前年のブルーリボン賞を受賞しており、両社の成田空港への力の入れ方がよくわかります。

それにしてもこの駅、隣のホームを見ても人気がないですね。
元旦の都内のターミナルとは思えないほどひっそりしています。

新AEの座席。よく硬いといわれますが、体にフィットしていい座席です。シートピッチも広く楽な姿勢がとれます。
むしろ私は国鉄特急車の簡リクのクッションが効いていてもコワゴワ感が苦手で…

指定された座席は編成の一番後ろ。ドアの窓から運転席が見えますが、展望車といえるほどじゃないですね。
160km/h運転のため運転台を高くしているので当然といえば当然ですが。

「スカイライナー39号」は上野を14時ジャストに出発。カーブの多い下町ではスピードが出ませんが北総線に入るとスピードが上がります。
地下鉄接続を考えつと青砥か高砂に停車してほしい気もしますけどね。

北総線を走行中にいきなり急停車。なんでも地震を感知したとかで停車直後に揺れが来ました。
幸いたいした揺れではなく(震度3)、安全を確認して5分の遅れで発車。
スカイアクセス線に入ると160km/hで飛ばしますが、窓外の動きが少し速いなという程度でスピード感はなし。
スピード自慢の列車に限って客室に速度計ないからねえ。
しかしこの列車ガラガラ、この旅行で乗った他の有料特急は皆そこそこの乗車率だったのですが、
元旦に出入国する人は少ないし、昔のスカイライナーと違って成田山を通りませんから。

高速走行はわずかな時間で終わり、JRや京成本線と合流して成田空港駅に到着。

いったん改札を出たら、ろくに空港内を見ようともせずにまた改札を通ります。
次は京成本線で戻ろうと思うのですが、電車が全然来ません。
どうやらダイヤが複雑な京成本線では地震で一度停止しただけで
遅れが15分以上になってしまったようです。

20分ほど遅れてようやく上野行き特急がやってきました。
助士席側のロングシート最前部に座ります。
京成は一般車が全て3000番台なのでこれ見ても何系かわからん。

案の定、次の京成成田で成田山帰りの客が大量に乗ってきます。
途中で快速を追い抜く一方で、シティライナーを退避します。
シティライナーって節電ダイヤで運休と思ってましたが復活したなんて知らなかった…
あるってわかってたらライナー券買ってでも乗るのに、退避駅通過だから乗れないorz
ダイヤ乱れてたせいか先着の案内もなかったし。

次は京急に乗るつもりなので高砂で都営浅草線方面の電車に乗り換えます。(車両は京成車)
東日本橋でトイレ下車の後にやってきたのは新1000系初期車の三崎口行き快特。
車端部のボックスシートに座ってこのまま三崎口に行こうかとも考えましたが、
やはり京急の看板車両2100系に乗ろうと思い、泉岳寺で下車して次の始発列車を待ちます。
(京急本線・久里浜線の快特は、一般車・地下鉄直通の特急格上げ列車と
専用車・泉岳寺発着のオリジナル快特が交互に走っている。)

泉岳寺で待ってる間に撮影した東京都5300系。
某アニメの影響で「交通局の白い悪魔」の異名を持つ。
残念ながらこれに乗る機会はありませんでした。

いよいよ2100系入線…って帰宅して調べたら終点で撮った写真しかなかった(笑)。

2100系の最大の特徴がこの半固定クロスシート。
JRとの競争から関西私鉄のようなクロスシート特急車が欲しいが、首都圏なのでシートピッチを詰めて定員を増やしたい。
そのような事情から、車掌操作による自動転換時以外はロックがかかり、乗客が座席を倒して向かい合わせにできないようになっています。
シートピッチが狭いといっても、前の座席の下が空いていて足を伸ばせるため、普通に座る分には窮屈さを感じません。
(これでも航空機のエコノミークラスよりは広い)

泉岳寺を17時28分に発車。次の品川でたくさん乗るかと思ったが満席にならない。夕方に都会から郊外に帰宅する列車にしては意外である。
すでに日が暮れており、よくわからない景色の中を走っていく。
だんだん客が降りていき、ガラガラの状態で18時39分に三崎口に到着。

油壺方面への延伸が考えられているようですが、この車止めが撤去される日は来るのでしょうか?
将来中間駅になることを想定して作ってるため、終着駅なのに対向式オーム。
しかも両方のホームから交互に発着するため案内に注意。

さてここからは18時53分発の京成高砂行き快特で戻ります。ガラガラの新1000系初期車でボックスシートを一人で占領できます。
19時06分に京急久里浜に到着。ここから久里浜市街を歩いてJR久里浜駅へ向かいます。

東京から結構離れてることもあり、首都圏通勤路線の駅とは思えない静かさです。
側線ばかりで広い敷地に島式ホームが一面だけと寂しさを感じます。
敷地の広さを利用してJR東日本の訓練センターもあります。

初めての乗車となるE217系、前寄りの車両にあるボックスシートに座ります。
座席が硬いと不評のこのタイプの車両。私は固いのはあまり気にしませんが、
背中の詰め物が厚いのが気になります。これに体を合わせると
膝が前に出てしまうため向かいに人が座ってると困ることに…

どうでもいいけど車内にあったミルキィホームズの広告。

1946S千葉行きは19時21分に久里浜駅を出発。この時点で11両編成は輸送力過剰。
逗子である程度乗ったものの満席とは程遠い。東京に近づくにつれて混むのでしょうが。
大船で下車。ここで湘南モノレールに乗り換えます。

首都圏では珍しくICカード未対応なので券売機で切符を買って乗車。
上から吊り下げる形なのでよく揺れます。構造自体が振り子なのでカーブには強いようですが。
車体の下に何もないため市街地の空中散歩になり、夜でも車窓が楽しめました。

終点の湘南江の島は地形の関係でホームが高いビルの上にあります。
ここから階段を下りて外に出ますが、住宅地の中といった感じで駅前広場のようなのが見当たらず。
しばらくすると江ノ電の踏切が見えてきましたが…

続く

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